レジリアンス(Resilience)

疑心暗鬼

最近の報道を見聞きしてかつて、SNSで繋がったグループの内に不穏な噂の種が蒔かれた時のことを思い出します。 《2チャンネル》への書き込みが発端でした。 もとは、叩かれていた方の物品販売価格が「高い」「安い」のような話だったのではないでしょうか。…

Light for the Wofld

Light for the Wofld (世界に光を) わたしは、魂の言葉で世界を開きます。

東日本大震災から10年

2011年、平成23年。3月11日 金曜日 午後14時46分。 東日本大震災の発生からから10年の歳月が流れました。 今日、政府主催の「東日本大震災十周年追悼式」が東京国立劇場で開催されました。発生時刻に合わせて黙祷を捧げ、10年前の記憶をたぐり寄せていました…

阪神淡路大震災から26年。

阪神淡路大震災から26年の朝。…兵庫県南部地震の呼び名の方が、地元民としてはしっくりします。毎年この日になると、あの朝からの数ヶ月のことを思い出します。 昨日朝散歩で水仙が目に止まったのも、なるほどと思った今日です。 まさに焼け野原になった長田…

「僕に触れてくれるんか」

きょうから 二十四節気では 処暑(しょしょ)になります。七十二候は40候「処暑 初候 綿柎開(わたのはなしべひらく)」です。 昼間には蜩(ひぐらし)が鳴き、日暮れてくると、秋の虫の音が聞こえるようになりました。 背中は、自分では手がとどかないので…

さくら

新しい年度の始まりの4月1日。今年は月曜日で、まさに始まりの感じがします。 入社式、入学式のところもありさまざまなスタート地点に立たれた方も多いことと思います。 今年は桜の開花が例年よりも早いようでまさに「はなむけ」になったところもあったこと…

就活自殺

雇用情勢が厳しくなるなか就活の悩みで自殺する大学生などが急増している・・・ 警察庁の調べによると、昨年は150人の10~20代の若者が自殺したとのことです。 その報道に触れて、涙がでました。 死んだらあかんよ。。。。。 その命は、奇跡のように生まれた…

ミドル・エイジ・クライシス(中年期の危機)

『論語』には 四十にして惑わず(四十歳になってあれこれ迷わず)とありますが ユングは、「成人前期」から「中年」の間の転換期は、 人生の午前(前半)から午後(後半)への移行期として 人生最大の危機になるだろうとしています。 この「中年への過渡期」…

有機水銀分解菌 ~自然の持つ力・浄化2~

熊本県水俣市の水俣湾は、チッソ工場の排水に含まれるメチル水銀により1956年、水銀公害といわれる水俣病が発生し、悲劇の海となりました。 世代をまたいで周辺地域に住む方々、魚を捕食する動物に被害を与え海は汚染魚を封じ込める網で仕切られ、地元漁師の…

希望 ~『ビリーヴ』~

人が人と出会い、言葉を交わし、情報を交換し、 その後のその人との関わり方を模索していきます。 その間に信頼があってこそ、その後の様々な展開が可能になっていくのだと思います。 信頼感がなければ、待ち合わせも出来ません。 そしてその信頼感は人に対…

喪失と悲しみの心理 3

悲しみの心理については、アルフォンス・デーケン神父(上智大学名誉教授)がカウンセリングに携わった体験から『悲嘆のプロセス』と呼ばれる一連の情緒的反応を以下のように12段階に分析されてます。 このプロセスを消化しながら、立ち直っていくとされます…

喪失と悲しみの心理 2

喪失感との和解の作業をするとは フロイトが自分自身の体験に基づく無意識の自己分析を通して 『喪の仕事』と表現し、その目的は次のように定義されました。 「愛する対象の死に出会った場合に必要なのは、この死の必然と和解し死を受け入れるということであ…

喪失と悲しみの心理 1

東日本大震災の報道に接しながら 日本全体が喪失感と悲しみに包まれているように感じます。 けれども、その中から 希望の灯があちこちで、ポツリポツリと点灯され その火がどんどん広がっていく温かさも感じます。 各々の方の持つ、意味あるものが失われた時…

レジリアンス(Resilience)

電車の車窓から穏やかに流れる 日常の生活を眺めていました。 このような普通の生活が一変したのだと 改めて我が身に引き寄せて感じていました。 【レジリアンス(Resilience)】 元は材料物理学用語。衝撃に対して抵抗し、反発エネルギーを放つ力を表します…

トラウマとPTSD 7【PTSDと治療】

6回にわたって、『トラウマとPTSD』について書いてきました。 今回で最後です。 PTSDに対する対処方法は、その原因になった出来事によっても異なります。 また、それからの経過時間やケアできる質や量によっても異なります。 しかしそれらの症状に共通するの…

トラウマとPTSD 6【PTSDと症状4】

PTSDの大きな3つ症状の最後です。 【過覚醒】について。 危険な状態にさらされたとき、体の中では アドレナリンという物質が分泌され、交感神経が優位になります。 これは、体が緊張状態にあることを示します。 過覚醒の状態はトラウマ体験の時になっていた…

トラウマとPTSD 5【PTSDと症状3】

きのうのPTSDの症状【再体験】につづいて、 きょうは 【感覚鈍麻と回避】について。 このふたつは、極度に強い感情をコントロールし こころが生き残るための、自然な反応(一種の防衛反応)です。 【感覚鈍麻】の反応は、出来事から数日間続くこともあります…

トラウマとPTSD 4【PTSDと症状2】

PTSDの3つの症状のうち、今回は【再体験】について。 ★記憶の再生 望まないときに、トラウマ体験の全体あるいは一部が 繰り返し甦ってきます。 この事によりその時の感覚や考えが繰り返し浮かびます。 例えば、恐怖・パニック・怒り・無力感・悲しみ・嫌悪、…

トラウマとPTSD 3【PTSDと症状1】

PTSDの症状は、大きく3つのグループに分けられます。 【再体験】 【感覚鈍麻と回避】 【過覚醒】 これらは、トラウマ体験はまだ本人の気持ちの中では再現されており 客観的に見れば外傷の“後”に見えても 気持ちはその出来事のまっただ中にいる状態です。 ト…

トラウマとPTSD 2【トラウマ反応とPTSD】

【PTSD(心的)外傷後ストレス障害 Post-Traumtic Stress Disorder】とは トラウマによって生じる精神的な障害です。 トラウマによって生じる結果には様々なものがあります。 PTSDがトラウマ反応の全てではありません。 (たとえば、“引きこもり”や“慢性的な…

トラウマとPTSD 1【ストレスとトラウマ】

PTSDについて質問を頂きましたのでお答えします。 心身に不快に感じる要因をストレス〈Stress〉と呼びます。 それが非常に強い心的な衝撃を与える場合 その体験(災害、犯罪、暴力、虐待など)が過ぎ去ったあとも体験が記憶の中に残り、 強い恐怖感・無気力…

喪失感

様々なものを失う体験があります。 5月22日のコラム『マッジブルー』でも少し触れました。 マリッジブルー - mitunohikari ☉☽☆ 『・・・喪失感もおこります(おこらない方もいます) たとえば 名字の変わる方は、それまでの時間ともにした名前を失います。 …