2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

人生脚本2 〈人生の立場〉

子どもの視点から人生脚本を練っていくときに 養育者や周りの環境の中で、自分はどう扱われているかの感じ方によって 自分のいる立場を選択します。 そしてその立場はいったん選択されると その後の自分の人生脚本全体を、その立場から構成しやすくなります…

人生脚本 1 〈3つのタイトル〉

人生脚本とは『無意識の人生計画』と定義されます。 “人生計画は子ども時代に作られ、両親に補強され、以降起こる様々な出来事によって正当化され、最終的に選択された一つの代替策で頂点に達する” (エリック・バーン 1910~1970) 子ども時代の環境の中か…

なぜだろう?どうしてだろう?

科学雑誌のタイトルみたいですが・・・ こころの中に、いつも疑問の種を持っておくことは大切です。 そのヒントや答えに出会ったとき、すばやく吸収することができます。 そして、感動を得ることもできます。 幼い頃の記憶は、いつごろからありますか? だい…

よく噛んで食べる

生まれてきた命(からだ)を継続して支えるために、 わたし達は「後天の精」である食物から栄養を補い続けます。 そのため、生きていくために「食欲」は欠かせない欲求であり 本来はこの欲求が満たされないと、こころの成長の階段も上っていけません。 とこ…

精(せい)

中医学では生命を維持し、人体を構成する一番基本的な物質を 精(あるいは精気)といいます。 精には「広義の精」と「狭義の精」があります。 「広義の精」とは、人体に必要な小さな物質でそれによって生命活動が維持されています。 人間にとって重要なもの…

五臓六腑

わたしがこのコラムで、中医学のくくりで書いているものに 五臓六腑の名前が出て来ますが 五臓・・・肝・心・脾・肺・腎 六腑・・・胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦 わたし達が普段使っている、西洋医学的な臓器の概念ととは異なっています。 西洋医学では解…

伝えること(記録して残すこと)

自分が感じたり身に付けたことを、誰かに伝えたり、記録して残しておくことは必要です。 伝えるために、自分の中で整理され、より深く自分の中に入っていきます。 伝える過程の、やり取りの中で磨きがかっていきます。 あるいは、忘れてしまったことも相手が…

朔(さく)

中医学を学ぶようになってから 月の満ち欠けや、季節をあらわす事柄に今まで以上に気持が向くようになりました。 そして解れば解るほど、自然の中で営む私たちの生活がいとおしくなっていきます。 今日は「新月(朔)」です。 月が太陽と地球の間に入って、…

天癸(てんき)

エリクソンの発達理論を書く前に 中医学においては人体の生長発育はどのように考えられているかについて書いておきたいと思います。 人体の構成と、生長発育および各種機能を支える基本のものを 精(あるいは精気)といいます。 人体の 生(生まれる)、 長…

発達理論(フロイトとエリクソンの視点)

心理学においてはエリクソン.E.H(1902~1994)の『生涯発達論』がよく取り扱われます。エリクソンはフロイトの発達論から、独自の精神分析的な発達論を展開しました。フロイトは人の発達を性的関係から捉え、心理を生理学的観点から捉えました。 それに対…