2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

喪失と悲しみの心理 3

悲しみの心理については、アルフォンス・デーケン神父(上智大学名誉教授)がカウンセリングに携わった体験から『悲嘆のプロセス』と呼ばれる一連の情緒的反応を以下のように12段階に分析されてます。 このプロセスを消化しながら、立ち直っていくとされます…

喪失と悲しみの心理 2

喪失感との和解の作業をするとは フロイトが自分自身の体験に基づく無意識の自己分析を通して 『喪の仕事』と表現し、その目的は次のように定義されました。 「愛する対象の死に出会った場合に必要なのは、この死の必然と和解し死を受け入れるということであ…

喪失と悲しみの心理 1

東日本大震災の報道に接しながら 日本全体が喪失感と悲しみに包まれているように感じます。 けれども、その中から 希望の灯があちこちで、ポツリポツリと点灯され その火がどんどん広がっていく温かさも感じます。 各々の方の持つ、意味あるものが失われた時…

レジリアンス(Resilience)

電車の車窓から穏やかに流れる 日常の生活を眺めていました。 このような普通の生活が一変したのだと 改めて我が身に引き寄せて感じていました。 【レジリアンス(Resilience)】 元は材料物理学用語。衝撃に対して抵抗し、反発エネルギーを放つ力を表します…

整体観(全体観) 

中医学における大切な考え方の一つに、【整体観(全体観)】があります。 これは、個々のものが繋がって一つの全体が出来上がっている という考え方です。 人と自然との全体の関係を重視し 人の体も、自然も同じ法則で動いていると考えます。 自然の中に存在…