トラウマとPTSD 2【トラウマ反応とPTSD】

PTSD(心的)外傷後ストレス障害 Post-Traumtic Stress Disorder】とは

トラウマによって生じる精神的な障害です。


トラウマによって生じる結果には様々なものがあります。

 

PTSDがトラウマ反応の全てではありません。

(たとえば、“引きこもり”や“慢性的な悲嘆反応”などがあります)


PTSDの診断基準は発症後、一か月以上続いている場合とされ

一か月未満の場合は、急性ストレス障害ASD)と区別されます。

 

そのように区別される理由は、

ASDの時期には自然回復の可能性が高いためですが

実際にはASDPTSDの移行期にあたるようなグレーゾーンがあり

必ずしも十分ではありません。


また、''体験直後には正常なストレス反応''としての

''抑うつ気分、不眠、不安が生じることがあります''

それは必ずしもASDPTSDに結びつきません。


PTSDと症状】については、明日。

 

(参考:『心的トラウマの理解とケア』 じほう
    兵庫県こころのケアセンター パンフレット)