トラウマとPTSD 5【PTSDと症状3】

きのうのPTSDの症状【再体験】につづいて、

きょうは 【感覚鈍麻と回避】について。

 

このふたつは、極度に強い感情をコントロール

こころが生き残るための、自然な反応(一種の防衛反応)です。

 

【感覚鈍麻】の反応は、出来事から数日間続くこともあります。

あるいは、再体験とともにいつまでも残る人がいます。

このことで、あらゆる感情を感じることが難しいと感じることがあります。

感情が鈍感になったり、麻痺したりすることで

強烈な感情を感じないで済みますが、

同時に、身近な人との親密さが消え孤立感を生み

将来に希望がないように感じます。

 

【回避】は

出来事の一部あるいは全部を、物事を思い出させる状況を避けることです。

避けていることでトラウマ体験と関連する

苦痛な感情や、不快な身体感覚を感じなくてすむからです。

 

3つ目の【過覚醒】は、明日に。

 

(参考:『心的トラウマの理解とケア』 じほう

    『心に傷をうけた人のこころのケア』 保健同人社