きのうのPTSDの症状【再体験】につづいて、
きょうは 【感覚鈍麻と回避】について。
このふたつは、極度に強い感情をコントロールし
こころが生き残るための、自然な反応(一種の防衛反応)です。
【感覚鈍麻】の反応は、出来事から数日間続くこともあります。
あるいは、再体験とともにいつまでも残る人がいます。
このことで、あらゆる感情を感じることが難しいと感じることがあります。
感情が鈍感になったり、麻痺したりすることで
強烈な感情を感じないで済みますが、
同時に、身近な人との親密さが消え孤立感を生み
将来に希望がないように感じます。
【回避】は
出来事の一部あるいは全部を、物事を思い出させる状況を避けることです。
避けていることでトラウマ体験と関連する
苦痛な感情や、不快な身体感覚を感じなくてすむからです。
3つ目の【過覚醒】は、明日に。
(参考:『心的トラウマの理解とケア』 じほう
『心に傷をうけた人のこころのケア』 保健同人社)