ストローク

東日本大震災から10年

2011年、平成23年。3月11日 金曜日 午後14時46分。 東日本大震災の発生からから10年の歳月が流れました。 今日、政府主催の「東日本大震災十周年追悼式」が東京国立劇場で開催されました。発生時刻に合わせて黙祷を捧げ、10年前の記憶をたぐり寄せていました…

「僕に触れてくれるんか」

きょうから 二十四節気では 処暑(しょしょ)になります。七十二候は40候「処暑 初候 綿柎開(わたのはなしべひらく)」です。 昼間には蜩(ひぐらし)が鳴き、日暮れてくると、秋の虫の音が聞こえるようになりました。 背中は、自分では手がとどかないので…

ハリネズミ理論(ヤマアラシのジレンマ?)

以前にコミュニケーションについて学んでいたころ 「ハリネズミ理論」という話を聞いたことがあります。 今回、書くにあたって調べてみました。 「ハリネズミ理論」とは ドイツの哲学者ショーペンハウワーにより 『ヤマアラシのジレンマ』と表現され 人との…

時間の構造化(ストローク)5 活動

人と関わりを持たず、内なる自分との対話をする段階からから ストロークのやり取りの中から、お付き合いが始まるところまで来ました。 次は、自分以外の世界に自分から関わっていこうとする 「4.活動」の段階です。 仕事・家事・ボランティアなどがここに含…

時間の構造化(ストローク)4 雑談

「1.引きこもり」「2.儀式」よりストローク量が多いのが 「3.雑談」です。 たまたま出会った時の、ちょっとした立ち話。 職場や、近所の噂話のような場合です。 立ちいった話ではなく、無難な話題で ネガティブな内容より、ポジティブなやり取りがほとん…

時間の構造化(ストローク)3 儀式

「1.引きこもり」よりもストローク量が増え、 親密度が増した状態が「2.儀式」です。 日常の中で交わされる、挨拶や天気の話のような決まりきったやり取りがこれにあたります。 特に親しいわけでもなく ときには初対面の人とも一定の時間を過ごすことが出…

時間の構造化(ストローク)2 引きこもり

時間の構造化は、各々が置かれている人との関わりの中で 自分の飢餓状態を満足させていく方法です。 ストローク量が増えるにしたがって こころを開き、親密度が増していきます。 1.引きこもり これは、他人と交流しない(注:出来ないではない)時間の構造…

時間の構造化(ストローク)1

ストロークはこれまでに紹介した 乳児を抱っこしたり、あやしたりする【タッチストローク】 あなたがそこに居ることを認めているという【承認のストローク】 そして生きがいや、やりがいの為の時間の使い方の【時間の構造化のストローク】 の3つがあります。…

ストローク(存在認知)

ストローク(そこに居ることを認める行動の全て)は 生きて行く上で、水、空気、食べ物と同様に重要です。 1920年代、ドイツのルネ・スピッツのホスピタリズムの研究で 以下の事から、その事が証明されました。 乳児院にて次の2つの環境があります。 A=清潔…

行旅(こうりょ)死亡人

知らない日本語はたくさんあって 日本人で良かった!と思うような、美しい日本語に触れて心安らぐ日もあれば このように、心塞ぐ日本語と出会う日もあります。 人が生まれて、死んでいくことは必定で 日が昇るように、生まれてきたものはどんどん隆盛し 南中…

手を伸ばす

先日、松沢哲郎霊長類研究所所長のセミナー内容について書かれたものを読んでいると 二本足で立ったことで、手が使えるようになったのではく仰向けになったことで手が自由になったというような内容のことが書いてありました。 その時にふとある幼児のことを…

人生の下書き

真っ白で、やわらかいこころを持って生まれてくる子ども。 人間の子どもは、誰かに世話をしてもらわないと育つことはできません。 縁あってめぐりあった家族の中で育っていきます。 いくら個性や自由の時代だからといっても 何の指針もないまま、育っていく…