日々の暮らしの大切さ。

きょうは睦月の新月。旧暦のお正月です。

新月になる瞬間となる、14時46分頃から雨が降り始めました。

 

子どもの時、お正月には歳神さまの祀られた床の間で、一つ歳を取っていました。

そんな自分が年齢を重ね、同じく親世代も高齢になりました。

ひとり一人異なる高齢になっていくありように、自分の行く道を重ねているこの頃です。

 

この世界を去って行こうとするときの、様々な姿。

それは老化であったり病気であったり…です。

 

いま「忘れていく」という姿に触れながら、忘れていった後に残るものは何だろう?とよく考えます。

 

理性で押さえ込んでいたそのタガ(箍)が緩んだり、はずれた時に出てくる

自分の言葉は何なのだろう。

 

それを思った時に、日々積み重ねることの大切さに思い至りました。

 

毎日を、規則正しく過ごすこと。

それは、朝 東から太陽が登り、夕方 西に太陽が沈むという当たり前のことが、

とても大切なのだと気づくことでした。

 

あるひとは、毎日朝ご飯を作って食べて、家の掃除をして…ということを、体が覚えている。

またある人は、長年読み続けている新聞を読む。食後に妻の点てたお茶を楽しむ。

 

そんな「決まった手順」を毎日繰り返して生きていることが、とても大切だったのです。


播磨陰陽道では修行の「行」は日々の行いのことで、それを毎日 修めることを、本来の修行の意味と伝えています。

(滝にうたれたりするのは「難行苦行」です。)

その『簡単なことを、毎日するのが修行』とされます。それを無理せず、なるべくとあります。

頑張らない、完璧を目指さないことも大切とされているのです。

 

そして、行動して、身についたことだけが、自分のものになるのです。


エドガー・ケイシーのリーディングによると、
もう生れ変わらない人(「輪廻転生を超える人」「「不還果を得た人々」」)とされた人が、18人あります。男女比は半々ですが、女性の内4人は主婦です。
https://edgarcayce.jp/rs/ecr/ 〈会員登録必要〉

 

そして、リーディングにはこうあります。

『一日一日の小さなことに主の道を生きることで、自分に対する信念や、主に対する信頼があなたのものになるでしょう。なぜなら主の約束はこれまでも、今も、確実だからです。
By living them in the little things day by day may that surety in self, that sureness in Him, be thine.
For His promises have been and are sure.
(602-7)』

 

『主』という言葉でとまる方もあるかもしれませんが、それは、わたしたちを存在せしめている、自然摂理…と置き換えると受け入れ易いでしょうか。
人それぞれに、合う言葉があるでしょう。


わたし達がこの世界を去って行く時、形あるモノは持って行けない。
頭で「考えた」ことは、忘れてしまうかもしれない。

 

自分の人生にとって、本当に大切なモノ・コトはなにか。

そんなことを、おもった旧暦新年でした。

 

令和四年二月一日(旧暦一月一日)乙酉(きのととり)

 

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