整体観(全体観) 

中医学における大切な考え方の一つに、【整体観(全体観)】があります。

これは、個々のものが繋がって一つの全体が出来上がっている

という考え方です。


人と自然との全体の関係を重視し

人の体も、自然も同じ法則で動いていると考えます。


自然の中に存在しているものが互いに複雑に影響しあって

バランスをとっているように

体内に於いても、臓腑や経絡などか相互に影響しあって

一つの体を構成し、命を繋いでいます。


整体観には《体内におけるもの》と

《自然の中の人》という見方があります。


全体がバランスを取り合って存在しているため

何か一つを調整すればよいのではなく

各々がバランスのとれる状態にあることが必要です。