『わたしの そして あなたの 物語』Kindle版 配信開始。

2作目となる電子書籍

『わたしの そして あなたの 物語』Kindle版が、

きょう 2021年11月10日 配信開始になりました。

 

この本は、今年7月に配信開始になった1作目の

『あなたの そして わたしの 物語』と対になる作品になっています。

 

1冊目は、2年前に病気で亡くなった 母に贈る本として書きました。

きょうは、母の命日です。

 

   f:id:yurika-2017:20211110163712j:plain

 

そしてこの2冊目は、その母の元で育ったわたし(次の世代)の内容です。

 

不要になった思い込みをまだ持って生きているのであれば、それを手放し、

自分の魂が歓ぶ生き方へ進んで欲しいと希って書きました。


『わたしの そして あなたの 物語』Kindle

 【~のようになりたくない】ーそれはまだ物語の途中

https://www.amazon.co.jp/dp/B09LDBPNPP/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=1636509516&s=digital-text&sr=1-2

   f:id:yurika-2017:20211110163835j:plain

わたし達はこの世界に生まれてきて、誰かに世話をしてもらえたことで乳幼児期を生き延び、周りのすべてのものから影響を受けて成長してきました。
その中でも、わたし達は生活の拠点である家庭から一番多くのことを受け取り、まずその家庭の形に育っていきます。自由や個性の時代といっても、何の物差しも持たないまま一人で育っていくことは出来ないからです。やがて、成長と共に行動範囲が広がり、関わる人・物が増え、より多くのことを取り込んで《わたし》の物差しへと持ち替えていきます。その中心のところにはそれぞれが生まれ育った家庭・家族の記憶ーーさらには、先祖からの受け継がれたその家系の記憶があります。
ものごとが上手く進まなくなることが続くとき、それは成長途中の自分自身が持った物差しを見直す機会なのかもしれません。この本が、本来の自分自身を生きていくために、自分の物差しについて考えるきっかけになることを希っています。

〈目次〉
はじめに
第一章 この世界に生まれてくるということ(胎児期~乳児期)
第二章 まねて育つ(幼児期~学童期)
第三章 友だちと育ち合う(思春期)
第四章 【~のようになりたくない】(思春期~青年期前期)
第五章 自立したい(青年期)
第六章 新しい家庭の中で学び合う(成人期)
第七章 父母との別れ(手放しのとき)
第八章 じぶんを生きる(もう一つの道)
おわりに

 

疑心暗鬼

最近の報道を見聞きして
かつて、SNSで繋がったグループの内に
不穏な噂の種が蒔かれた時のことを思い出します。

《2チャンネル》への書き込みが発端でした。

もとは、叩かれていた方の物品販売価格が
「高い」「安い」のような話だったのではないでしょうか。
その頁を確認のために、一度開いただけなので
詳しくは知りません。

ユーザーの一人に過ぎないわたしも、
首謀者の一人のように名前が挙がっていました。
そして、推測による的外れで勝手なことが書いてありました。

また、そこには、
閲覧が限定されていた古い投稿の全文も貼り付けてありました。

その噂の大元は誰?と
皆の中に、言い知れぬ居心地の悪さが広がりました。
首謀者の一人と思われているわたしに、情報を伝えてくる人はいませんでした。

そのグループから、こぼれ落ちるように
人が去って行きました。

しばらくして二人の人から直接
「本当のところはどうですか?」と言うような
確認の連絡がありました。

価格については、他と比較したことがないので分らない
と伝え
疑惑については、叩かれているご本人が
少し前から、
「何か気持ち悪いものを感じるので、気をつけて」
と言っておられたので、そのままを伝えました。

結局、お二人とも
そのグループを去られました。

数日後、
その方との予約があったのでお会いできました。
戸もカーテンも、閉ざされていて
ご本人もとても、具合が悪そうでした。

そして、わたしが直接噂についてお話しすると
わたしの口からその内容が出たことを悲しまれました。
涙を流して
「みんな、わたしのことを大好きと言ってくれたのは嘘だったのね」
「もう、この場所は閉じないといけない」
とおっしゃり、

その後、その方と連絡を取ることは出来なくなりました。
突然音信不通になったことについての批判は、長く残りました。

それでも、直接会ったことがある数人との信頼関係は
その後も変わらず続いています。

あの時の、犯人捜し、疑心暗鬼のひろがり
その感覚を覚えています。

中高生などの学生の時にこんなことが起こると
恐ろしくて、学校なんて行けないと理解しました。

強いストレスで、こころが折れるでしょう。
じんわりでも、長期間に及ぶと、こころが耐性を失うでしょう。

報道の真偽とは関係なく
そんなことを思い出し、書いてみたくなった今日でした。

 

白露~秋の養生~

令和三年九月七日(戊午つちのえうま)白露。

東京オリンピックパラリンピックの感動の日々も聖火台が閉じ、
こころの引き出しに収納されたように感じます。
落ち葉をみて、秋の訪れに気づきました。

きょうは白の武夷岩茶『瓜子金』を淹れました。『白瑞香』にしても良かったなと思いました。
白の武夷岩茶の手持ちがある方は是非養生にお役立てください。
 

f:id:yurika-2017:20210907172929j:plain

夏の過ごし方で、秋の体調が変わります。
もともと呼吸器に症状が出やすい季節。現在のようにマスクをして生活していることが、どのような影響を及ぼすでしょうか。
意識して横隔膜が動くような呼吸を、一日に数回心がけましょう。
 
咳、息苦しさなど、呼吸器の症状の予防・症状緩和には
アップルブランデー蒸気吸入をお勧めします。(エドガー・ケイシー療法)
改善報告が集まっているようです。
 
*日本エドガーケイシーセンター光田秀所長の投稿(FB)

https://www.facebook.com/shigeru.mitsuda/posts/4345854595479581

朝夕、時間をつくって散歩することをお勧めします。

エドガー・ケイシーのリーディングにも『最高の運動は歩くこと』という言葉が見えます。

歩くことで、全身の骨格のバランスが調整されます。
 
実りの秋。
自然は必要なものをわたし達に用意してくれます。
乾燥に特に注意が必要な秋にお勧めなのは、梨。
今朝、贈り物が届いて有難いです。

f:id:yurika-2017:20210907173028j:plain

キノコ類も免疫力を付けるのに役立つと聞きます。
必要な年は豊作になるそうです。
 
子どもの頃、祖父と一緒に山にキノコ狩りに行っていました。まだ山に松茸も生えていて、しめじやひらたけなども採ることができました。
山に高速道路が通り、きのこたちは消えました。
きょうは新月
新たな気持ちでまた進んで行きましょう。

8月の長雨と東京パラリンピック聖火。

東京オリンピック会期中の猛暑はどこへやら、

会期終盤、西日本から広がってきた雨雲は、やがて日本全国へと広がっていきました。

その頃の天気予報では、梅雨末期のような天気図になっているという解説がありました。梅雨末期は、大雨の時季になります。

線状降水帯が発生・停滞した地域では滝のような雨が降り続き、水が溢れました。

 

お盆の雨は人の動きを留め、お墓参りを断念された方も多かったでしょう。

数時間の晴れ間に、わたしはお参りすることができました。そのとき、彼岸から此岸にもどってきている祖霊には、今の世の中はどのように映っているのだろうか、と墓前に消え残ったお線香を見ながら思いました。

 

降り続く雨は、2年ぶりの開催となった高校球児たちにも、無情の雨となっています。

屋外球場の甲子園では、順延・ノーゲーム・降雨コールドゲーム

そして、コロナ感染による出場辞退。

 
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、開催を危ぶまれていた東京オリンピックはほとんどの会場で、無観客で開催されました。

色々なことはありますが、出場した選手たちの活躍や言動からたくさんの感動をもらいました。

そしてその間、メディアからの不安・恐怖の情報発信の時間が減りました。

 

24日からは、東京パラリンピックが始まります。

聖火は47道府県の火と、パラリンピック発祥の地であるストーク・マンデビル(イギリス)の火を統合して「東京2020パラリンピック聖火」となるそうです。
パラリンピック聖火リレーの概要

聖火の種火は8月12日から各地で採火され、聖火リレーが始まっています。

 

8月の長雨と、聖火の火。

わたし達はいま、どんな見える世界・見えない世界を通過中なのだろう、

と思わずにはいられません。

 

この長雨の影響で、朝晩肌寒く感じることがあります。

大きな気温差は、自然の一部であるわたし達の精神状態に影響します。

意識して深呼吸をしたり、質のよい睡眠などで、体調管理に留意しましょう。

母と戦争

 先月24日に配信開始になった電子書籍『あなたの そして わたしの 物語』は、母に捧げる本として、母の人生について書きました。その過程で、思っていた以上に母のこと・生きていた時代について知らなかった・・・ということが分りました。

 

『わたし達は、歴史上の人物・著名人の人生や家系図も知っているのに、身近な人の人生や、自分の先祖のことは知らないのです。そしてそれは、興味を持って聞かない限り開かれない世界であり、その人がこの世界から去ってしまうと、もう開かない世界なのです。これを書くにあたってインタビューした人たちの記憶も曖昧でした。』

(あとがきより)

 

 執筆するにあたり母の年表を作成し、家族の動向や時代背景について書き込んでいきました。その作業を通じて、母の思春期が第二次世界大戦と重なっていることが分りました。また、時代背景を調べたことで同時代を生きていた人への感覚が研がれたようでした。

 

 執筆中のあるとき、録画したまま埋もれていたビデオを観ていて、その作者が母と同じ年齢ではないのか?と感じました。それは、母の戦時中の体験と重なる部分があったからでした。その作品は、NHKドラマ『花へんろ』(総集編)。脚本家 早坂 暁(はやさか あきら)さんが、ご自身の体験をもとにして書かれた作品でした。そして未完成の作品であった『花へんろ 特別編 「春子の人形」』でした。

 調べてみると早坂 暁さんは、1929年8月のお生まれでした。母が翌月の誕生なので、ほぼ同じ時期を生きておられたことになります。そのことが分ってからそのドラマを見るとき、わたしが生まれる前の、母の生きていた時代の生活を感じられる貴重なものとなりました。そして、その作品の向こうに母の存在を感じるようになりました。

 

 今年の8月9日。長崎平和祈念式典で、「平和への誓い」の壇上に立たれた被爆者代表の岡信子さんは、母の1つ下の年齢の方でした。大阪の看護専門学校に通われていて、大阪大空襲で病院が爆撃されたため、長崎のご実家に帰郷されていたときに被爆されたと、宣言の中で語られていました。

https://mainichi.jp/articles/20210809/k00/00m/040/049000c?fbclid=IwAR30wExRupvHcP9PRcN5EFqGRWIoTihgVpQldvH0YWAcca4iTrX6Y6i_6aE

mainichi.jp

 

 母は、神戸の女学校に通っていて神戸大空襲に遭っています。場所は違えど関西で空襲に遭い、岡さんは更に故郷で被爆されました。

 作品が出来上がり、叔母に読んでもらうため原稿をコピーして渡しました。その後連絡をした時、「(冒頭しかまだ読んでいないけれど)戦争のこと、これはとても表面的で、きれい事しか書かれていないね。」と言われました。実際に母が体験した出来事から聞いて、覚えていたことのすべてを書きました。しかし、それ以外の聞いていないことは書きようがありませんでした。そのため、調べた史実に基づいたもの、そのうち引用は許可のいただけた内容のみになりました。

 そのことを伝えると「姉さん、辛すぎて話せなかったんだろうね・・・。」といって、叔母の覚えていることを少し話してくださいました。わたしにとっては、その叔母が今、話してくださることが望んでいることでした。母の妹たちである叔母は89歳(入院中)と83歳になっておられます。直接話せる機会があるのは、83歳のこの叔母しかいらっしゃいません。

 

 叔母はいつも、「お盆やお彼岸は先祖のことを話すのによいとき」とおっしゃいます。今年のお盆は全国的に大雨となっていて、感染症対策もあり集うことは難しいですが、先祖について思いを馳せることはどこにいても可能です。

 また、あす8月15日は終戦記念日。さまざまな苦難に遭った方々の上に、わたし達の今があります。

 直接話を聞ける機会を大切にしたいと希っています。

 

『戦地に赴き、失われた命も多くありました。外地から帰還出来なかった命も多くありました。日本国内では、空から焼夷弾・爆弾が大量に投下され、街は焼失し、住む場所を失い、家族を失い、多くの命が失われました。食糧難もありました。途絶えた家系もあるでしょう。(中略)ここに生きている。それは先祖からの繋がりが、ただの一度も途切れなかったということです。あの戦争の時代を生き抜くことのできた命が、今続いています。』(第一章より)

 

『あなたの そして わたしの 物語』Amazon  Kindle
幸せな人生とは?後悔のない人生とは?母が最期に教えてくれたこと
https://www.amazon.co.jp/dp/B099N55351?ref_=pe_3052080_276849420

 

 

 

『あなたの そして わたしの物語』 Kindle版

数年前から棚上げになっていた、本の出版が決まりました。

電子書籍でまもなく販売されます。

 

2021年7月24日配信開始 

Amazon  Kindle版『あなたの そして わたしの 物語』

 幸せな人生とは?後悔のない人生とは?母が最期に教えてくれたこと

https://www.amazon.co.jp/dp/B099N55351?ref_=pe_3052080_276849420

一人の女性の生き方を通して、

その時代を生きるということ。

与えられた環境の中で、いかに生きるかということ。

そして、この世界を去って行く時のこと。

 

読んで下さる方のこころに触れることがありますように。

読み終えたときにこころに浮かぶ人があれば、連絡を取ってくださると、とても嬉しいです。

 

f:id:yurika-2017:20210721160446j:plain

【目次】
まえがき
第一章 昭和一桁生まれ。母の娘時代。
 ・生家と子ども時代のこと
 ・戦中戦後の思春期
 ・戦後の生家に起こったこと
 ・お見合い結婚
第二章 役割の変化する結婚生活
 ・長男の『嫁』としての生活
 ・子どもを授かることで初めて・・・。『母』となる
 ・選択権のない同居。『姑』となる
 ・孫の誕生。『おばあちゃん』になる
 ・勤め人の妻から『酪農家』へ
 ・夫との死別。
第三章 日常のくらし~日本文化とのつながり~
 ・掛け軸を楽しむ
 ・生け花
 ・野の花
 ・かみさん〈神棚〉・ほとけさん〈仏壇〉
 ・村の神さんという人
 ・韓流ブーム
 ・沖縄旅行
 ・着物
 ・和裁・洋裁
*母の遺品より*
  結婚の場合
  出産の場合
  病気見舞い
  弔問の場合
  人に好かれるには
第四章 魂は生き続ける
 ・命はおなじ
 ・生きる気力
 ・『母の見た夢ー2019年5月27日ー』
 ・今世との別れ
 ・見送り
 ・月
 ・四十九日法要
第五章 生きていること、それは奇跡の時間
 ・さまざまな別れ
 ・新型コロナウイルスの出現
 ・コロナ禍の時代を生きるということ
 ・逝くときの心持ちが大切
 ・『福禄寿』
 ・あなたにとっての幸せとは何ですか
*『毎日が宝』*
あとがき
謝辞
作品紹介
参考図書・参考資料

 

今回は、ボイスマルシェ出版スクールの後押して実現いたしました。

強力なサポート無しに完成させることは出来ませんでした。

そして、これまで書けなかった理由も解りました。

 

この物語の対になる次作、『わたしの そして あなたの物語』

年内に発行予定です。

 

 

この本を書いた思い、読者へのメッセージ
 母が亡くなったときに感じた、この世を去るとき、何も持ってはいけない、ということばを道標として、母の人生を物語りました。どの人生も素晴らしいと伝えたかった。そして、生きている今が大切なのだと感じて欲しかったのです。
 また大切な人を失ったときの心の鎮め方の一つとして、物語ることを提示しました。母を亡くしたことは、想像以上の喪失体験でした。看取り・見送りのときの虚しさが追い打ちをかけました。更に未解決だった現実問題が噴出して理性の堰は決壊し、感情が暴走すると、体のバランスが崩れることも解りました。母星から引きちぎられ、宇宙空間を迷子星のように漂うような感覚で過ごしながら、この体験からわたしは何を学ぶのかを考えました。そして魂を浄める学びと並行して、この物語を書きました。
 書き上げてみると、母の人生は戦中戦後を通過して激変した、日本・世界の動きと繋がっていました。その時代を生きていた先人達の人生が共に息づき、そのうえにわたし達の人生があると解りました。見える世界・見えない世界の捉え方も変化しました。
この作品が、それぞれに、本当に大切なもの、を感じるきっかけになることを希っています。