自律性 VS 恥・疑惑 2〈 エリクソン発達理論・幼児期前期 〉

1~3歳のこの時期は、

体はハイハイから歩くようになることで、自分の意志で動き

欲しいものを手に入れることが出来るようになります。


また、「イヤ」の時でもあります。

「イヤ」と人の気分を害することを言って、自分の欲求を押し通しても

嫌われたり、捨てられたりしないだろうかという葛藤が

そのことが許されることで、こころの安定を得ることが出来ます。


これらの事を通じて『自律性』を獲得します。


この『自律性』を獲得することで、得られるGiftは『意志(Will)』です。


人に対して、従順であるか、自己主張できるようになるかを

自分の「意志」で決められるようになります。


このことが獲得出来ることが、後の人生の中で人間関係を築く上で大切になります。

いつも誰かの意志に左右されたり、

本来の自分自身が出せなかったり、自分が無い状態にならないためにも必要です。


前にも書いたように

この時に身に付かなかったからといって、付かないままになるのではありません。

いつでも気付いた時、機会あるごとに身につけ厚みを増していくことが出来ます。


『発達理論 (フロイトエリクソンの視点)(2010-07-08)』

『基本的信頼VS不信〈エリクソン発達理論・乳児期〉(2010-08-06)』

『自律性VS恥・疑惑1〈エリクソン発達理論・幼児期前期〉(2011-05-23)』