触れるということ

中医学の勉強に通っているとき、経絡セラピーも学びました。
手軽なものとして、家族・知人を中心に経絡ハンドセラピーをすることがあります。

触れていると、不思議なほどみんなあれこれと話し始めます。

友人知人だと、普段のことはある程度知っているのですが
また違う面が見えて来ることがよくあります。

季節により、日により 当然のように異なって
お正月明けだと、年末年始に大活躍した手はカサカサで

「このケガどうしたの?」なんて・・・
2~3ミリの切り傷を指摘したりすると

まさに、溢れ出てきます。


イベントで
最初からずーっと話し続けられる方もいらっしゃいますが

横を向いて、腕だけ出しておられるような方も
最後まで話されることはないのかな・・・と、
その気持ちに寄り添っていると
ふとした、一言から溢れることがあります。

こころが緩んでくると、わたしもしあわせをいただきます。

「触れる」ということ、
「肌のぬくもり」を感じるということが大切なのでしょうね。

触れられることに、警戒心のある方もいらっしゃいますので
それもまた、意味のあることだと思っています。

わたしはたまたま、経絡セラピーをしますけれども

最近 様々なものを見聞き致します。

「アクタティールケア」
スエーデンで開発された、認知症や末期がん患者が抱える
不安や痛みを和らげるケアのひとつ。
患者の手足や背中などを柔らかく包み込むように触れる。

「セラピューテック・ケア」
手当て療法の一種。米国の看護師の間で広がった。
肩、背中・腕・そして手のマッサージをしながら、コミュニケーションをとる。

あと、テレビで行列のできる有名な占い師の方?(詳しくわかりません)
が手相をみられたときに、そのままその手を離さずに
包みこんだり、撫でたり、さすったりして
励まされていたのが印象的でした。

生まれてきたときに、一番最初に『触れて』もらいます。

今は、なかなかその機会がないのかもしれません。