【思春期後期】は高校生の頃になります。
自立するために、物理的にも心理的にも親からの距離が開き
親とは違う自分を見つけるために、共感してくれる人を探そうとします。
友だちの占める割合が大きくなって
中学生の時が、親:友=6~7:4~3くらい
高校生は、親:友=0~1:10~9くらいでしょうか。
勿論、時期・個人差はあります。
親はもう必要でないと、だんだんに思わせてあげることが自立に繋がります。
それでも、まだ分離することに不安もあるので、その理解も必要です。
戻る場所があるということは、幾つになっても大切なことです。
中学生の時の同性の友情は、異性との親愛関係を作るリハーサル期でもあります。
その道筋を通って、喧嘩しながら Give&Take を学んでいきます。
人の中には、女性性/男性性の両方が備わっていますが
どちらもよいバランスで大事にしていくことが、自信になります。
(自分の性に何か否定的な感覚があると、異性的な振舞いをすることもあります。)
そのためには、
幼児期から自分の性に対する肯定的な考え方が、基本にあることが必要になります。
理想的な人物を求め、なりたい自分の姿を求めています。
威圧的や、人の顔色をうかがったりする大人の態度に
純粋な正義感から、反発の気持ちも生じますが
それを押さえつけることなく、熟す時期を待つことも必要です。
危険なこと、譲れないことは
ダメなことは、ダメと立ちはだかることです。
誰にも(親も)限界や欠点、失敗はあります。
子どももそれを分かって、言います。
誰もがどこかでつまずいて、それを解消したいと思っています。
手に入れそこなったことも
気づいたその時から、変われるチャンスはあるのです。
それは、親もまた同じことです。
子どもの成長するする姿から、気づくこともあるでしょう。
思春期にやり残した問題は、更年期に再燃します。