精(せい)

中医学では生命を維持し、人体を構成する一番基本的な物質を

精(あるいは精気)といいます。

精には「広義の精」と「狭義の精」があります。

 

 

「広義の精」とは、人体に必要な小さな物質でそれによって生命活動が維持されています。

人間にとって重要なものであり体の中に蓄えられています。

(腎に蓄えられているので「腎精(じんせい)」ともよばれます)

 

 

「狭義の精」は、腎が生殖のために用いる精のことで「生殖の精(せい)」ともいわれます。

→「天癸(てんき)」(2010-07-11)も参考にお読みください。

http://pro.mbp-kobe.com/yu-cocoro/column/11258

 

体の中にある精には2種類のものがあります。

「先天の精」と「後天の精」です。

 

「先天の精」は、両親から受け継いだもののことです。

父母の生殖の精によって生まれたもので、生命を営む活動と体の構成の根本的な物質です。

 

「後天の精」は食べたり飲んだりすることから得るもの。

生まれてきた命を継続して支え、成長発育させるためのものです。

 

飲食したものは、胃脾によって栄養素となり全身に運ばれ使われます。

そして一部は、精の貯蔵庫である腎に運ばれ、「腎精(じんせい)」となります。

 

 

(参考:『中国伝統医学 入門編』神戸中医美容整体学院

     『中医学ってなんだろう』東洋学術出版社)

 

 

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