五月の満月の夜は、天界と地上のあいだに通路が開け、
一際強いエネルギーが降り注ぐのだそうです。
今年は、新型コロナウイルス感染防止のために
鞍馬寺は拝観停止になっています。
そのため、五月満月祭の一般参加はありません。
月が昇って来た時
星が綺麗に見えていることに気づきました。
ヒトの世の活動が抑制されて、空が空気が澄んでいる…と聞いていましたが、
初めて実感しました。
五月満月祭
ウエサク祭は夜通し行われるため、参加したことはありませんが
今年は、バルコニーでともし灯を点してお祈りしました。
『鞍馬山尊天幸福への祈り』を唱えました。
鞍馬山尊天は、
・月輪の精霊ー愛ー千手観音
・日輪の精霊ー光ー毘沙門天
・地輪の精霊ー力ー護法魔王尊
のお姿で表わされ、三身一体尊天として本殿地下に奉安されています。
殊に、大地の顕現としての護法魔王尊は、地球の霊主。
地上の清めと共に、人間の心の奥に隠れている汚れを清めてくださるのだそうです。
お祈りをしていると、強いお力が降り注いでいるように
感じられました。
月を見上げる都度に、空の表情が変わるようでした。