聞し召す(きこしめす)

節分の日のきのう、
大阪天満宮にお参りしました。 

大阪天満宮 紅梅

厄除大祭で、祈祷札がお焚き上げされ
最後は、奏上された祝詞がその火の中に入れられました。

その時、一陣の風が吹いて結界内が掃われ
次の風に乗って、灰となった祝詞が天高く舞い上がり 
まさに
天に吸い込まれるように ゆっくりとゆっくりと消えていきました。

それは見えていたものではありましたが
見えないものの顕れでもありました。

古(いにしえ)の日本人は、そこに神をみました。

神は、美しい言葉を召し上がります。
美しい言葉に、神が応えられるのです。

神というのが、苦手な場合は
自然そのものと、捉えることもできます。

あるいは、私たちの目には見えない
高度な知能を持った微生物・・・かもしれません。

それらが
人の世で話される言葉に反応します。

美しい言葉は、美しい波動となって伝わり
美しくない言葉は、荒々しい波動となって伝わっていきます。

日々の暮らしの中で
美しい言葉を使うことがとても大切です。

まずは、大人から
はじめましょう。

大阪天満宮白梅

 

『 播磨陰陽師 尾畑雁多氏 (2010-10-10)』
http://yu-cocoro.com/index.php?QBlog-20101010-1

『新生活の始まり~ことばから解ること~(2014-04-01)』
http://yu-cocoro.com/index.php?QBlog-20140401-1