先日紹介した、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』。
冒頭に、小豆を煮ている様子が大写しになっているのを見たときに、
映画『あん』を思い出しました。
どちらも、餡(あん)作る場面ですが、
共通していることは、煮ながら小豆に意識を向け、声をかけ
大切に煮ていることでした。
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』では、
和菓子屋「たちばな」の餡は毎朝、店主が唱え言葉を言い、
職人達に見守られながら作られていました。
その餡は、「安子」から「るい」へと引き継がれ、
後に京都の地で、回転焼きとなり、その美味しい餡は
生活を支えるようになりました。
https://moviewalker.jp/mv57392/では、どら焼き屋「どら春」で
樹木希林さん演じる徳江さんが、煮ながら小豆に声をかけていました。
材料と作り方をレシピ通りに作っても、同じ味になりにくいのは
素材の違いもありますが、経験者には、周知の事実です。
上手い下手も勿論あって、美味しくできあがることに越したことはないのですが
初心者でもできる事は、こころを込めてつくること。
声をかけたり、こころを込めたり、意識を向けることは
思っている以上に、大切な要因のようです。
そして、人の手が入っている・・・という事も。
日本では、小豆には邪気を払う力があると信じられていて
例えば、正月十五日に小豆粥を食べたり、彼岸のおはぎ。
お祝い事に、赤飯を炊いたり、紅白まんじゅうを配る習慣があります。
『カムカムエヴリバディ』でも、
出産祝いに店主が紅白まんじゅうを届ける場面がありました。
出来たてと思われる映像は、とても美味しそうでした。
小豆や餡の好きな方は多いですが、
今、和菓子はケーキなどの洋菓子に押されているようにも感じます。
明石にも和菓子の老舗が幾つかありますが
最近わたしが感動したのは、https://www.bundai.co.jp/contents/products/11.htmlというこしあんの蒸し饅頭でした。
外皮に刻印があるのに気付き、何かと調べてみたら
それは香道で用いられる、源氏香の図の『明石』でした。
お店の商品案内にも説明はなく、気付いた人だけの楽しみなのかもしれません。
https://www.bundai.co.jp/contents/products/ ですが、店頭では、まだ出会えるかもしれません。
小豆や餡の、日本の食文化が大切に守られ
続くことを、願っています。
食べることは、生きること。
わたし達のからだは、食べたもので出来ています。
「三世代の女性たち、100年の物語 ~家族の物語~(2025-2-14)」
https://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/5185052/