令和三年一月七日 人日(じんじつ)
七草の日…七草粥を作って、朝ごはんに家族でいただきました。
すずな・すずしろを炊き込んだ白粥にその他の七草を添えた七草粥。
七草全てを炊き込んだ七草粥。
七草が揃わない時は、大根・蕪(それぞれ葉が付いていれば葉も)・みつばなどの手軽に手に入るものでよいと思います。子どもの頃、春のあぜ道で見かけた野草は、新暦の今の時期は見つけにくいです。
昨晩、七草を叩きながら
「七草なずな、唐土《もろこし》の鳥と日本《ひのもと》の鳥と、渡らぬ先に……。」と唱えていると、言葉の力が強く感じられ
それは古来から語り継がれて来たことによるものなのか、約束によるものなのかなど…思ったのでした。
「唐土《もろこし》から渡らぬ先に。…」
古来から疫神は外界からやって来るという考えがあったようで、
その連想から、渡り鳥という発想になったのではとの意見も見られます。
新型コロナウイルス流行の今、必要な唱え言葉かもしれませんね。
また、きょうは七日正月(松七日)。
門松を外し、松送りをする地方もあります。
関西では、14日までが松の内です。
先日見かけた、紅白一対の美しい門松。登り階段の前にあるのも、よい感じです。
お飾りなども、公家風・武家風があり、地方色も加わり
日本文化の奥深さと美しさを感じます。